『3分でわかる経営理論』Lesson2『SWOT分析』～自社 | コンサルティングは静岡県、浜松で経営のスペシャリストが在籍する会社 | ブログ

『3分でわかる経営理論』Lesson2『SWOT分析』～自社の“強みとチャンス”を見つける～

今回はクレッシェンドアソシエイツ @cressendo_associates 弊社代表の飯塚甲生が『3分でわかる経営理論』Lesson2『SWOT分析』～自社の“強みとチャンス”を見つける～を紹介します。

■SWOT分析とは？

自社の現状と環境を4つの視点で整理 するフレームワークです。

S：Strength（強み） 内部環境
W：Weakness（弱み） 内部環境
O：Opportunity（機会） 外部環境
T：Threat（脅威） 外部環境

外と内、両方を見渡すことで「今、何に注力すべきか」が見えてきます。

■SWOT分析の具体例

S（Strength：強み）
・他社にはない独自のノウハウや技術
・顧客との信頼関係が強い
・社内のチームワーク・フットワークが良い
・地域や業界内での実績・知名度がある
・柔軟な対応力・意思決定の速さ

W（Weakness：弱み）
・人材不足や属人化した業務
・マーケティングやPRが弱い
・デジタル化・効率化の遅れ
・資金力・組織力の不足
・新しい取り組みに対するリスク回避傾向

O（Opportunity：機会）
・新しい市場や顧客層の拡大
・国や自治体による補助金・支援制度の充実
・デジタル化・DX推進の追い風
・消費者の価値観の変化
・業界全体の需要回復や成長分野の登場

T（Threat：脅威）
・物価やエネルギー価格の上昇によるコスト増
・人材確保の難しさ、採用競争の激化
・競合企業や新規参入による価格競争
・技術の進化によるビジネスモデルの陳腐化
・景気後退や金利上昇など、経済環境の悪化

■SWOT分析の活用
SWOT分析は「考えて終わり」ではなく『戦略づくり』につなげることが目的。

強み × 機会 → 攻めの戦略
　得意分野や地域密着力を活かして、新しい顧客層を開拓。
弱み × 機会 → 改善チャンス
　デジタル化が遅れているなら、補助金を使ってDXに取り組む。
強み × 脅威 → 守りの戦略
　他社との価格競争に備えて、品質やサービスで差別化。
弱み × 脅威 → リスク管理
　依存取引先が多い場合、取引先を分散してリスクを低減。

■まとめ

SWOT分析は、「現状を整理して終わり」ではなく、自社の強みをどう活かし、どこを改善するかを考えるツール。

内部（S・W）で「自社の立ち位置」を理解し、外部（O・T）で「チャンスとリスク」をつかむ。

その掛け合わせから、『 攻める戦略』『守る戦略』『改善・リスク対応策』が見えてきます。

小さな気づきが、次の成長のタネになります。
今日から、あなたの会社でもSWOTを「戦略づくりの第一歩」として活用してみましょう！

以上、今後も経営者のみなさまに参考になる、情報を発信していきます。

クレッシェンドアソシエイツ株式会社
静岡県浜松市中央区佐鳴台4-1-3

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